花が咲かない椿作品紹介聖 -HIJIRI-

  





表紙・挿絵イラスト:紗蔵蒼
舞台は二十二世紀のセイシェル。最後の楽園と称される観光地から「セイシェル・スマートシティ」と呼ばれる高度人工知能都市に進化を遂げ、日本からの移民も多数受け入れるようになった時代。

日本人向け私立予備校「榮門数学塾」に通う結城セトは、塾長の榮門先生との賭けに負けた引き換えに世界的玩具メーカー・ヘリオット社の主催するロボットコンテストに出場することになる。
最初は乗り気でなかったものの優勝者には莫大な賞金が付与されることを知り、恋人の西エリヤとともに闘志を燃やすセト。榮門先生のアシスタント兼この物語のナレーターをつとめる「僕」──天野聖もいつしか巻き添えに。

ポセイドンというヘビ型ロボットを制作して試走させていたところ、彩園寺コウという東京在住の高校生と出会う。
彼の自作ロボットには永遠のエネルギーを発する幻の「永久機関」が搭載されているという噂。いきなり優勝宣言するなど挑発的な態度を示し、セト達と激しく衝突する。

コンテストの勝者となるべく熱い戦いが始まる……と思われた矢先、首都ヴィクトリアで奇妙な事件が発生したことを聖は知る。

◇発売日:2017年8月24日
◇小説(電子書籍)
◆ジャンル:SF


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天野 聖 Amano Hijiri
榮門数学塾のアシスタント兼この物語のナレーター。
加えて塾生の保護者役やら塾長の家政夫業に追われ、夜も眠れないほど忙しいとのこと。

榮門先生 Dr. Eimon
榮門数学塾の塾長。セイシェルで数学塾を経営している。
進路に迷う生徒達を温かく、時には厳しくはげます。

結城 セト Yuki Seto
大学受験に向けて榮門数学塾に通う移民三世。
家は教会。ロボットに人間味は必要なく、機能が第一と考えている。
榮門先生との賭けに負けてロボコンに出場する羽目に。

西 エリヤ Nishi Eriya
セトの恋人。著名な科学者を父に持つ。
快活でしっかり者。他の男子に取られないかとセトとしては心配なところ。

彩園寺コウ Saionji Ko
東京・冷泉学院高校在籍。ロボコン出場予定者。
幻の「永久機関」を持っているとの噂。





22世紀のセイシェルを舞台にしたSF小説です。
(と言いつつサイエンス要素がないので誰でも簡単にお読みいただけるかと)
主にロボットを題材にしてみました。

最後まで読んで結末を知った後、是非もう一度読み返してみてください。
随所随所のエピソード、何気ない会話など。
全く違った光景が見えてくると思います。






【聖(HIJIRI) 目次】
※リンクを貼っている章は試し読みできます。
〇 浜辺にて
一 セイシェル・スマートシティ
二 トイズ・ラビリンス
三 海の聖者
四 約束の地


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