表紙イラスト:紗蔵 蒼 様
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百年前にバミューダ・トライアングル――大西洋の魔の三角領域を航行中に消息を絶った小型旅客船セント・ヘレナ号が、ある日バミューダ諸島近海に突然姿を現した。
乗組員全員の骸骨に加え、身元不明の女性の骸骨一体を乗せた状態で……。
百年もの間どこに行ってたのか。
なぜ今になって帰ってきたのか。
骸骨になった女性の正体は?
この不可解な出来事を調査すべく、中学一年生の少年・陸とアメリカに暮らす友人のアイラはクルーズ船で現地に向かうことに。
◇発売日:2020年10月31日
◇小説(電子書籍)
◆ジャンル:SF
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◆陸
東京在住の中学一年生。真面目な男の子。
科学で説明できないことは基本インチキないしでっち上げだと考えている。
リモート仲間のアイラに想いを寄せている。
◆アイラ
日本人の父とユダヤ系アメリカ人の母を両親に持つ十四歳の女の子。
父親の仕事の都合で幼い頃からアメリカで暮らしている。
陸とは対照的に類まれなオカルト・ミステリー愛好家。
◆ワタナベさん
バミューダ・クルージングツアーのツアーコンダクター。
アイラの推測によると日系アメリカ人、穏やかな物腰の紳士。
陸とアイラを不思議の海の旅へといざなう。
バミューダ・トライアングル伝説を題材にしたジュニア向けSF小説です。
バミューダ・トライアングルとは、アメリカ合衆国フロリダ半島の先端、その北東に位置する島国プエルトリコ、プエルトリコからまっすぐ南に下がったところにあるバミューダ諸島の三地点を結ぶ海域。
この中を通る船や飛行機はなぜか忽然と姿を消してしまうという伝説が昔から有名ですが、この伝説に関して陸とアイラとでは大きく見解が異なるようです。
なお、表向きは怪事件の(勝手な)調査という目的をうたいつつも
二人それぞれ、実はまったく別の思いを胸に抱きつつ魔の三角領域へ迫っていくこととなります。
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