表紙・挿絵イラスト:シヅキヒシロ |
シルベイズ国領主の令嬢・アリアは不治の病をわずらっていた。
最後の冬。ラスファイエルと呼ばれる伝説の"詠唱士"―特殊な呪文詠唱手法を身につけた魔術師―を探すため、残り少ない命をかけて旅に出る。
一方、現代の東京でうだつの上がらない日常を嘆く中二男子・雨宮マエイはある日不思議な声を聞く。
別世界に生きながらある一つの運命に向かって進んでいくアリアとマエイ、それぞれの物語。時に近づき、交差し、そして……
◇発売日:2017年1月1日
◇小説(電子書籍)
◆ジャンル:ファンタジー
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アリア・ディアフォレスト Aria Diaforest
十三歳。シルベイズ国領主ディアフォレスト家の一人娘。
生まれて間もない頃から原因不明の重い病をわずらい、ついにこの冬かぎりの命と医者から告げられる。
……という状況ながらも当の本人は案外楽天的。
退屈なお屋敷の寝室生活で得た趣味は、読書と裁縫とペットにいたずらをしかけること。
チャント Chant
アリアが飼っているウサギネコ。
よくしゃべりよく飛び跳ねる。
ミセス・ブロウ Mrs. Blow
アリアが旅の途中で出会った美しい未亡人。
序盤から行き倒れそうになっていたところを助けられるが……
雨宮真詠(マエイ) Amemiya Maei
東京郊外の中学に通うごく普通の少年。歌を歌うことが好き。
根は明るく素直な子だけど爆発しやすい一面も。
バンドも恋も上手くいかず自信喪失気味。
師匠 Master
マエイの声楽の先生。(なぜかマエイはこの人のことをそう呼ぶ)
少々風変わりで謎めいたところを多く持つダンディな紳士。
【アリア】
「今日を生きて、明日も生きたらまた声が聞けるかな。春になっても生きていたら、いつかこの歌を歌っている誰かに会えるのかな……」
【マエイ】
夢の中で、確かにオレの歌に答えてくれた。
きれいな声だったなぁ。
ファンタジー世界に暮らすアリアと現実世界のマエイ、それぞれを主人公とした物語の章が交互に進んでいきます。
二人に接点はあるのでしょうか。
中学生以上(特に女の子)を対象とした児童書ですが、もちろん大人の方でもお楽しみ頂けます。
作品の雰囲気は以下の試し読み↓でお確かめ下さい。
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