花が咲かない椿作品紹介テルミネ・ターミナ ―私が遅いんじゃない、時間が流れるのが速いのよ > 作品概要



作品概要登場人物本文イメージ制作室調理室



(comic by nanaco)


―どんなお話なの?



「このどうしようもなく退屈でつまらない日常世界から抜け出したい―」
代わり映えのしない毎日、平凡な時間が過ぎていくことを嘆く日々。楽しみと言えば図書館で本を読むことと、自宅のキッチンでお菓子を焼くことぐらい。
そんな主人公・梓紗の身に、ある日「信じられないこと」が起こって……!?

最も非日常的で、退屈する暇もない十日間という時間を駆け抜けていくことになったご一行の物語。

<文庫本>
◇発売日:2012年9月15日
◇出版社:パブリック・ブレイン
◇小説
◆ジャンル:SF
>>販売ページ(Amazon)

<電子書籍>
◇発売日:2013年4月1日
◆内容:文庫本の物語本編+番外編3編を収録
>>販売ページ(Amazon Kindle) 
 


 



―どんな人が出てくるの?


 ◇新垣 梓紗 Niigaki Azusa
  愛読書はジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』。
  いつか主人公のフィリアス・フォッグのように世界中を旅して回ることが夢。
  お菓子作りが大好きで、自宅キッチンのオーブンはほぼ毎週末フル稼働。
  「あなたの代わりに、私が旅をする? 世界中を?」

 ◇館長 Chief Librarian
  梓紗がよく通っている都内の私立図書館の館長。かなり高齢のよう。
  ひょんなきっかけで知り合った梓紗に対し、ある「契約」をもちかける。
 
 「世の中には信じられないことよりも、信じられないことの方が実は多く起こっている」

 ◇浅島 礼二 Asashima Reiji
  梓紗が図書館で偶然出会って一目惚れした青年。その後思わぬ形で再会する。
  どうやら時間もお金もずいぶんと持て余している感じ。意外な特技とフォッグ氏も驚きの超人的な能力を持つ。
  
「時間だ。出発しよう」

 ◇名和 英俊 Nawa Hidetoshii
  京都在住の一流の研究者……を目指して日々頑張っている人。タイムマシンを開発するのが夢らしい。
  深い訳あって京都でも東京でもない場所をさまよっていたところを梓紗達に助けられる。
  
「頼む。一生に一度のお願いの二度目や」

 ◇名無しのクロウタドリ Turdus merula
  館長が飼っている「クロウタドリ」という鳥。黒い体に黄色のくちばしが特徴的。なぜか名前をつけてもらっていない。
  こちらも深い訳あって十日間だけ梓紗達が預かっている。名和さんになついている様子。
  「クゥ、クゥ」
  
「ほら、是非一緒においでって言ってるやん」
 
 「都合のいい通訳しないでよね」



―立ち読みしたい。

  本文のスナップショットです。
  Amazonの中身検索/サンプル配信で見られないページも載せています。  

 【1】目次ページ
 【2】冒頭~前半部分
 【3】中盤部分
 【4】後半部分




 『テルミネ・ターミナ』を出版するに至るまでの制作秘話&裏話、
 物語本文の中には書かれていない舞台設定や登場人物に関するプチ情報などを公開しています。



 物語に登場するお茶やお菓子、料理などについて、どうでもいい豆知識や補足情報を書き綴っています。



▲TOP